5月のNY紀行(1)
This is my site Written by admin on 2007年5月26日 – 08:00

JFKからタクシーのシートに埋まり、時速100キロの速度で、道の
凹凸とカーブに反応して激しく揺られて20分経てば、高く青黒い空
の底に、青色レーザーをちりばめたクリスマスのような電飾ととも
に、高層のNYの街が浮かびます。

半年に一度、さして目的もなく定期的に、ここを訪れます。
街を歩けば、世界がリアルな映像で見えるからです。

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    <Vol.249:5月のNY紀行(1)>
            2007年5月26日

【目次】
 1.インターネット予約の失敗記
 2.秘密は「ドル安(=円安)」だった
 3.貨幣錯覚
 4.国際資金移動を示す経常収支
 5.ブーム化しているアバークロンビー&フィッチ

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■1.インターネット予約の失敗記

▼予約したホテルはどこ?

NYでは毎回、違うホテルに泊まるようにしています。今回は新し
くできた『ロックフェラーセンター・ホテル』をインターネットで
予約しました。

あの万国旗のスケートリンクを前にした、ロックフェラービルの中
にできたのかと思っていたのですが、違う。

運転手が、そのホテルはどこにあるのかと聞きますが、私が知るわ
けもない。NBCのラジオシティがある51丁目にやっと探すと、小
さな看板の表示があります。裏口かと思った。

アルミ枠の小さなドアを開ければ、中に2人の担当がいて、航空チケ
ットの自動チェックイン機のようなものが、2台並んでいます。

とてもホテルのロビーとは見えない。1組の粗末なソファがあるだけ
です。「チェックインをしたい。フロント・デスクはどこか?」と
訊ねると、「ここだ」と言う。

「えぇっ」という感じで、これは、初めて見たロビーの風景でした。
連れも、驚いている様子です。

▼$400の価値

「クレジットカードは?」と言うので、予約に使ったVISAカー
ドを出すと、それを予約発券機に入れる。

しばらくすると、部屋番号が印刷されたレジペーパーのような紙片
と、カードキーが自動で出てくる。

キーをもち、荷物を転がし、狭い廊下を歩き部屋に行く。係員が手
伝ってくれることはない。部屋は古い建物の、内部の改装後で、デ
ザインは機能的に、モダナイズされ作られていました。しかし、息
が詰まるように狭い。

設計者は「フロント事務までを減らす究極の省力化」に取り組んだ
に違いない。それはいい。しかしこの内容と水準で、税・サービス
料抜きの、一泊$400(4万8000円)はとても高い。

料金改定をしないと、客は離れるでしょう。
きっと、下げるはずです。

ここに4日間泊まり原稿を書くのか思うと、憂鬱になった。
部屋の雰囲気に、ではない。それは一定の水準です。
価格と価値の関係への、妥協が嫌でした。

机は広く、広域インターネットは完備し、椅子は事務風のものでし
た。日本の、宿泊料が1万円のビジネスホテルの雰囲気。

バスタブはなく、シャワーだけです。洗面シンクも、寸詰まりで小
さい。バスルームと水周りは、ホテルのグレードを決めます。

今のNYのホテル料金が、どんなに高くても、ここは$250で妥当。
5月が、異常に高いのか。
http://www.rockefellercenterhotel.com/

ロックフェラーセンターという名前に、期待をかけていましたが、
裏切られました。旅の印象の半分以上は、ホテルで決まります。し
かし着いたのが午後10時ですから、変更はできません。

翌朝変えようと思い、部屋に入ってhotel.comで検索しました。
近くのペニンシュラが空いていました。ここは以前、食事をしたこ
とがある。

ペニンシュラの品質は、香港でも泊まって信頼ができます。

▼$600と5割り増しでやっと・・・

一泊が$620(7万4000円!)と高かった。$400で失敗したので、破
れかぶれで、残り3日間を予約。残り3日間のキャンセル料が気にな
ったのですが、$30でした。
http://newyork.peninsula.com/

今朝の11時、大きな旅行バックをゴロゴロ引きずり、ロックフェラ
ーセンターから55丁目のペニンシュラまで、4ブッロクを歩いて、家
移りです。

屈強なドアマンが笑顔で迎え、フロントマンの丁寧な米語に、一息
つきました。早口で、聞き取れないところもありました。NYは、
ロスに比べ、早口な人が多いですね。時間感覚は文化と関係します。

ペニンシュラの部屋とサービスの品質は、ほぼあらゆる点で、満足
のゆくものです。ただ、料金が、ちと高すぎますね。一泊5万円なら
いいのですが。それでは人が殺到し、泊まれないか・・・

NYのホテル価格は、世界のツーリストとビジネスマンが集まるの
で、世界経済の今の相場を反映します。

今、世界の主要国の首都のホテル価格は、内容と価値で、リアルタ
イムの価格競争をしています。品質と価格の国際競争です。東京の
ホテル戦争でもこれが分かる。

2000年からは普通になったインターネットでの検索と予約が、都市
ホテルで、国際市場を作ったのです。そしていま、あらゆる商品は、
国際相場での価格競争と見ていい。

大阪〔日本橋〕の名門家電・電子パーツ販売だった『ニノミヤ』が
ついに07年5月に事業を廃止しましたが、これもインターネット価格
とヤマダ電器(年商1兆円)の仕入れ力への負けです。

耐久財では2005年ころから日本でも、インターネットで最低価格を
調べて店舗へ行きます。米国では2000年に始まったこの行動が、わ
が国では、5年遅れで同じになった。

これは、特筆大書すべき変化です。PC画面の中に、世界の価格情
報、製品情報がある。有店舗販売の店舗は心しなければならない。

一方では、インターネット直販とフェスブレスメーカー〔工場のな
いメーカー〕のモデルを開拓したと言えるデルが、ウォルマートの
全米3000店での販売を、決定しています。(07年5月) 

有在庫販売のサプライチェーンが、パソコンで2位のヒューレットパ
ッカード(HP)の努力で、効率化し、デルのインターネット直販
の価格に追いつき、部分的には、安くなったためです。

■2.秘密は「ドル安(=円安)」だった

にもかかわらず、ここ数年、NYの物価は、感覚ではすべてが50%
は高い。ふと気が付いたのですが、米ドルは、2000年以降の7年で、
ユーロに対し50%〜60%も下げています。これは、当たり前のこと
の実感です。

2000年以降は「50%から60%のユーロ高(=ドル安・円安・元安)」
でした。

為替の交換レートは相対的です。ユーロの実質価値(=購買力)を
一定と見れば、米ドル側が価値を減らしたことになります。日本と
中国は、経常収支の黒字で、米ドルを買っているので、ドルと連れ
て安くなっています。

あぁ、そうだ。「モノとの関係では、ドルが50%安くなった」

米ドルに連れ、円の国際的な実質価値、言い換えれば「海外での購
買力」が低下した。

ドル紙幣には、Federal Reserve Note(連邦預金準備局が発行した
証券)と書いてあります。 紙幣も、証券です。連邦預金準備銀行(
FRB)の信用を背景に、発行した小切手です。

ユーロ高ではなく、本当は、ドル安・円安だったと実感しました。
そのため、資源・エネルギー価格も、大きく上がったように見える。

ユーロを中心に見れば、50%の資源価格の高騰分が、ゼロになりま
す。もっと言えば、2倍になったゴールド〔金〕の価格を基準にすれ
ば、世界の資源も、米国の物価もさほど上げていません。

国際商品(貿易対象になる商品)の価格が、実質的な価値(購買力)
下げた米ドルで表示されるから、円で見ると高くなったように見
える。円とドルはほぼ同じ動きをしています。

NY(マンハッタン)の物価が、国際比較でのドル安に連れ、高く
なったと考えればいい。ドルを買いドルとの交換レートを一定に保
った円も、購買力が減った。

NYのホテル価格や物価は、国際的な価格と品質の水準を、反映し
ます。ここは「国際」です。

共通言語(標準語)を米語とする経済特区と言っていい。それくら
いヨーロッパ、中南米、アラブ、アジアと、NYの行き来は激しい。
NYとロスは、米国ではなく国際都市と行った人の言葉を思い出し
ます。

金融(モルガンスタンレー)や会計事務所(アーネスト&ヤング)
が集まるタイムズスクエアの街の雑多さは、上海、シンセン、新宿、
香港、シンガポール、ロンドンに似ています。SOHOは原宿で
しょうか。

世界の大都市は、今、どこも平準化しています。
歩く人の人種と服装にすこしの特徴があるだけです。

世界経済の実体は、以下のような関係でしょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・ユーロ=購買力が一定
・米ドル=購買力が50%低下
       →NYのホテルの料金や物価は50%高騰
・日本円=米ドルに連れ国際的な購買力が50%低下
       →NYの諸物価が高く見える
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このことに、新しくできたロックフェラーセンター・ホテルの料金
で気が付いたのは、収穫でした。何事にも成果はあります。$400で、
この発見を「実感として」得ました。

重要なのは数字への実感。

われわれは無意識に、ドル基軸の基準で、世界を見ます。
ユーロを基軸にして見れば、経済は異なって見える。

【ユーロ基準で見れば】
ドイツ・フランス・北欧の旅行者、そしてユーロとその価値がほぼ
比例して動く英ポンドから見れば、上がったNYの物価は、2000年
とほぼ変わっていません。ロンドン、パリ、ベルリンより安いとす
ら思えるに違いない。

【円基準で見れば】
円で見れば、例えば、マンハッタンの約70平米のアパート(スタジ
オ)の、月間家賃の$3000(36万円)は、いかにも高い。

2000年代に1年で8%〜10%も上がり、7年で約2倍になっているから
です。(1.1の7乗≒2倍) 住宅価格も、年10%で上げています。

■3.貨幣錯覚

経済(つまりモノの交易、人の移動、金融)が、特に90年代以降、
すっかりグローバル化したのに、必要な世界通貨がないため、われ
われはケインズが言った「貨幣錯覚」に陥ります。

貨幣錯覚とは、例えば1万円の価値を、一定と感じることです。

1万円で買えるものの価値を一定(=貨幣錯覚で見る)とすれば、N
Yの物価は、50%は高くなったように見える。

賃金が5%切り下げれられれば大変だと思う。賃金の額が同じで物価
が5%上がっても、意外に平気。両者は、経済的に購買力で見れば同
じなのですが、貨幣錯覚がここでも働くからです。

今は、ニュージャージーのウォルマートの売価ですら、わが国の10
0円ショップより高く思えます。

▼重要な認識

米国の物価が、日本円で見れば、50%上がったように見える。これ
は、物価が50%上がったのではなく、本当は、1万円の価値が50%低
下したと見なければならない。

ドルと円の紙幣に書かれた数字の価値(購買力)が50%低下したと
見れば、実質価格は一定です。

$100の紙幣の価値が、購買力では$70になった。同じことですが国
際商品について言えば、1万円が7000円の購買力に低下した。貨幣錯
覚を抜けば、そう見えます。

ドルの価値(購買力)が下落した理由は、ドル債券の増発のためで
す。1年に約100兆円分、世界に向かって増刷されています。

【重要】
肝心な点は、ドルの通貨の増発でなく、$債券(国債・社債・株)
の増発である点です。国債・社債・株も、換金性の高い通貨の一種
です。

過去の通貨のようにM1やM2(預金統計)で計ることはできない。
預金ではなく、それに加えるべき債券(国債・株・社債・ファン
ド)の総額をみなければならない。経済統計が遅れているのです。

例えば、世界の不動産価格と資源価格は、元本で200兆円を超え、レ
バレッジ(信用借り)でその数倍(600兆円)に膨らんで投機するヘ
ッジファンドの動きで見なければならない。

これは預金統計には含まれない、事実上の通貨です。世界の預金+
債券総額(国債・社債・株・ファンド)は1京5000兆円を超え、世界
のGDP(4400兆円)の4倍にもなっています。

今、史上空前の、債券バブルがある。大会社の数兆円のM&Aが起
こる理由でもある。株式交換ですから現金は要らない。企業の発行
する株券が現金と同等に扱われます。

ドル債券を買っている主要国は、中国、日本、ロシア、サウジアラ
ビア、ノルウェーです。買われるため、ドルが「国際通貨」とされ
ます。

(注)英ポンドは、自国の通貨ではなく、ロンドンのシティ(金融
街)がアラブから運用を預かったマネーでドルを買っています。

参考のため、世界の主要国の、最新の「経常収支」を示します。
経常収支は、モノの貿易収支とモノ以外のサービスの収支を合計し
たものです。

■4.国際資金移動を示す経常収支

マイナスは赤字をプラスは黒字を示します。経常収支のマイナスは
そのマイナスの分、他国から資金供給を受けていることを示します。
プラスは、その逆の資金提供です。企業で言えば、経常利益のマ
イナスやプラスに相当します。

     06年5月〜07年4月までの
   経常収支(米ドル基準)とその主因(数値は英エコノミスト)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米国     −$856億(103兆円:貿易赤字)
英国     −$ 80億( 10兆円:貿易赤字)
ユーロ合計  −$ 5億(600億円:ユーローは買われている)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
中国     +$250億(貿易黒字で、米$債券買い)
日本     +$185億(貿易黒字と受取配当で、$買い)
スイス    +$106億(アラブマネーを預かって、$買い)
サウジアラビア+$ 95億(オイルマネーで、$買い)
ロシア    +$ 86億(オイルマネーで、ユーロ買い)
ノルウェー  +$ 56億(オイルマネーで、ドル買い)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

経常収支でバランスしているのは、4大通貨(米ドル、ユーロ、円、
元では、ユーロだけです。

ドルに対し高くなったユーロは、実質価値が高くなったのではなく、
2000年以降、通貨価値(購買力)を一定に保っていると見なけれ
ばならない。英ポンドも、ユーロに似ています。

国際的に見て、実質の購買力が減り、安くなったのは、米ドル、円、
元です。円と元は貿易黒字ですが、その分で、ドル債券を買って
いるので、ドルと同じ率で下げています。これが、ドルとの交換レ
ートがほぼ一定という意味です。

【2000年代の7年】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ユーロ・・・価値(購買力)が一定
米ドル・・・価値が50%〜60%下落
日本円・・・ドル買いのため、ドルに連れ50%〜60%の価値下落
人民元・・・ドル買いのため、ドルに連れ50%〜60%の価値下落
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こうやってNYのホテル・レストラン・店頭物価・住宅価格・家賃
・賃金を見れば、納得できます。ドルや円でなく、ユーロで見れば
いいだけです。

日本、中国、そしてアラブが、ドルを基軸〔基準〕にしているため
の「貨幣錯覚」で損をしていることに気が付ければ、世界の経済は
一変します。

円の実力は、ドルとの関係では$1=80円(34%の円高)
元の実力は、ドルとの関係では$1=4元(50%の元高)でしょう。

■5.ブーム化しているアバークロンビー&フィッチ

約20年続いたギャップの人気は、今、衰えています。
既存店の販売でマイナスを記録することが多くなった。

ブーム化しているのは、日本にはまだ出ていない『アバークロンビ
ー&フィッチ(アバクロ)』です。
http://www.abercrombie.com/anf/index.html

5番街の、金ぴかのトランプタワーの前に、旗艦店(フラグシップ・
ストア)を作っています。フラグシップ・ストアは、全商品を並べ、
もっとも早く、シーズンや新作のプライベートブランドの実験を
する店舗です。

午後2時、店内は混雑しています。4階建ての店舗の中は暗く、スポ
ットライトを当て、光と影と強いビートの音楽で演出しています。

入り口には、穴の開いたジーンズのパンツで、上半身は裸の生きた
モデルが立っている。ダビデ像のようです。ユニセックスの演出で
す。客の女性が並んで肩を組み、デジカメを撮る。セクシーな下着
も多い。

「カジュアルウエアを、最高品質で、手作り風に丁寧に作ること」
が、商品政策です。

意図して古着にも見せる。触ってみると、綿の肌触りが滑らかで、
縫製が実にいい。これはファブリックの専門家の意見です。外見は
汚れても見え、ぼろぼろですが、品質はいいという逆説。「やつし」
の美学。ギャップグループのバナナリパブリックの対極です。

過激なデザインの古着風のものを私が着れば、公園生活のホームレ
スに見え、ダメなので、普段着にできるクラシックデザインのシャ
ツを青・水色・ピンクと3枚買いました。着てみるのが一番の商品テ
ストになります。価格は一枚$69(8280円)ですから安くない。

買ったシャツは3枚ともモーリシャス(インド洋:マダガスカルの東
の小さな島国)製でした。人口は123万人。あんなところでも作るの
かと思います。今、世界の隅々まで、交易で1つになっています。お
そらく、モーリシャスの工場の出荷原価は1000円以下です。

インターネットのデジタル通信は、世界のオフィスを普通に同時コ
ミュニケーションで、結んでいます。これが、生産と物流革命を生
んでいる。バイヤーは皆、インターネットで仕事をしています。

ショピングバックを3個〜4個一杯にして、出てくる人が多い。
日本では、2倍〜3倍のプレミアムがついているようですね。
http://item.rakuten.co.jp/d-garden/af-070123012/

今日は、もう一度アバクロの観察をし、あのSOHOへも行きます。
定点観測です。

米国の店舗がうまい陳列価値の作り方と維持法を知るためです。例
えば、価格の高い食品スーパーである『ディーン&デルカ(新橋に
も出店)』の野菜・果物の演出。いかにもおいしそうに価値が高く
見える。
http://www.deandeluca.co.jp/jp/

それとオーガニック食品の『ホールフーズ』、そしていつものドラ
ッグ・ストア。日本の店舗の将来図は、やはり米国にあります。
ウォルマート以後の、発展モデル探しです。

もう一点は、米国の150兆円〜160兆円(32兆円の医療費の日本の5倍)
の医療費と、医療保険制度、およびドラッグストアの25兆円(日
本の4倍)の調剤の観察です。

NYの5月は、夜8時でも、明るい。白夜とはゆきませんが、8時が午
後6時の、夕方の感覚です。

今は、米国の貿易赤字(=過剰消費)と、中国の過剰生産(対米輸
出依存の成長)が世界の好景気の牽引車です。

see you soon!

【後記】
長期的に言えば、米ドルの関係では円は上ります。いや、上がるの
ではなく、過去の(1995年ころ)の$1=80円に向かうと見ていま
す。

きっかけは、元の切り上げでしょう。元の切り上げは、政府がもつ
外貨準備で世界ナンバーワン($1.2兆:144兆円)にもなった中国
がドルを売ること、つまりユーロに分散することを意味します。

今の世界通貨は、いかにもアンバランス。

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<318号:「法会遵守」は日本を滅ぼすのか?(1)>
         2007年3月28日
【目次】
1.成文法と規範(または倫理)
2.法を含む規範の5層構造
3.郷原氏の問題提起:わが国は「法治国家」だろうか?
4.法の欠陥と遅れのため違法行為が常態化した国になっている
5.法と経済実態の乖離
6.法の問題とマスコミの御用化
7.重要なところで捻じ曲がった「コンプライアンス」
8.公共事業にはびこった「談合問題」について
9.しかし、日米構造協議(1989年〜)から変化が起こった

<319号:「法会遵守」は日本を滅ぼすのか?(2)>
       2007年4月4日
【目次】
1.提案
2.世界の近代法の、2つの体系
3.わが国の、近代国家体制の成立の、根本における矛盾
4.法令遵守が法の精神ではなく、条文を適用すると解釈されるこ
  とから生じる誤り
5.ジャーナリズムの堕落について
6.マスコミが、コンプライアンスを振りかざす単純主義に陥る理
  由
7.企業に必要な、「価値観」という歯止め
8.わが国の法は「象徴法」だった
9.短い結論

<320号:マネジメントと仕事における責任>
      2007年4月11日

【目次】
1.組織、職能、職位
2.階級組織と近代組織
3.17項の端的な定義
4.サラリーマン怨歌(えんか)
5.突破口はMBO(Management By Objectives)
6.MBOのマネジメントプロセスにおける三種の責任
7.コミットメントを拒否する権利
8.面子(めんつ)という課題

<321号:低金利バブル・シンドローム>
        2007年4月18日

【目次】
1.収益還元法による理論価格への理解が基礎になる
2.株価の理論価格
3.PERの逆数が「株式益回り」
4.ファンドの世界には、期待金利の低さがある
5.期待金利が極めて低い
6.バブルは破裂する
7.結論

<322号:臨界点に近づく米国の住宅ローン問題>
         2007年4月25日
【目次】
1.孤独な社会、米国の住宅資産
2.特別の重みをもつ米国の住宅
3.住宅ローンにおける金融事情の基本
4.世界で特殊な住宅金融
5.次にインタレスト・オンリー・ローン(IOローン)
6.サブプライム・ローン
7.抵当権の執行
8.米国(及び世界)の不動産が高騰した理由
9.フレディマック、ファニーメイ、ジニーメイ
10.07年に米国の住宅価格が下落に向かえば・・・
11.米国の住宅価格下落にともなう、次の金融シナリオ
12.重要な事実:世界のヘッジファンドの平均利益0.6%

<323号:課題は、
     ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)>
         2007年5月2日
【目次】
1.800万人小売業の生産性と平均賃金の低さ
2.チェーン大手85社の、平均1坪当たり売り上げは、10年間で
  38%も減っている
3.10年間の低金利と、パート化が経営を支えた
4.近い将来:時流は変わる
5.M&Aや買収で店舗を増やす目的とされること
6.業務提携の目的
7.課題は商品力ではない、商品作業力である
8.米国型のM&Aと日本の小売業

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